景徳鎮・新館・酒家は、本場の四川料理が味わえる横浜中華街でも数少ない四川料理の専門店です。
四川料理は辛いことでとても有名ですが、本場の四川料理は単に辛いだけではなく独特の旨味があります。 その味わいを作りだすためにハッとする辛さの四川唐辛子の「辣(らぁ)」、痺れる辛さが特徴の中国花山椒の「麻(まぁ)」、しょっぱさを表す「鹹(しぇん)」、熱々の「燙(たん)」によって作られます。
これらの味わいが融合して、独特の旨味を醸し出しているのが特徴です。
本場中国四川の香辛料を使い、それを作りだす専門調理師たちがいるお店。
景徳鎮・新館・酒家では本場の味わいに出会えます。
【四川唐辛子】
中国語では辣(らぁ)と表し、別名「朝天辣椒(ちょうてんらぁじゃお)」という四川料理には欠かせない、ハッとする辛さを出す唐辛子です。、中国語で「朝」は向かうという意味で、「天」は空を表す言葉。 つまり空に向かって育つ唐辛子ということで「朝天」と呼ばれています。大きさは日本の小さいピーマンより一回り小さくした大きさで、辛さと強い唐辛子の香りが特徴です。
【中国花山椒】
中国語では花椒(ほぁじゃお)といい、麻「まぁ」と表します。
日本の山椒と同様に、舌がピリリと痺れるような辛さを醸し出す四川料理には欠かせない香辛料です。四川料理では一般的に上記の「四川唐辛子」辣(らぁ)と合わせて使われることが多く、料理名に麻辣(まぁらぁ)と表記されている激辛の四川料理には、必ず使用されているものです。
【中国四大料理の一つである四川料理】
四川料理は揚子江の上流、四川省で発達した料理です。 四川は盆地であるために暑さが厳しく、疫病の防止や毒消しとして香辛料を多く用いるようになったと言われています。 また、四川料理は素材の豊富さもさることながら、五味八珍と言われ、巧みな味付けに長けた調理人が一つの料理に30~40種類もの調味料や香辛料を使うという、まさに驚きの料理なのです。
戦前の日本では、四川料理はほとんど知られていませんでした。当時の中国料理と言ったら北京料理、上海料理、広東料理などがほとんどでした。昭和33年にようやく本格的四川料理を謳った最初の店が新橋に開店しました。 昭和47年の日中国交回復から数年を経て、日本人が中国各地を自由に旅行できるようになり、中国奥地の四川省にも観光客が出かけるようになりました。観光を通 して本場の「四川料理」を味わう日本人旅行者も増え、やがて「麻婆豆腐」や「棒棒鶏」などの代表的な四川料理とともに、日本でも本格的四川料理を食べる事の出来る中国料理店が数多く開店したのです。